夫婦問題コラム

夫婦関係の修復は「早期発見・早期治療」が鉄則です!

夫婦問題に特化したカウンセリングの現場で、筆者がとくに感じているのは、男性と女性の違いです。
最近は、男女や夫婦に関する資料や情報が豊富にそろっているので、世間でも「男性脳と女性脳の違い」が認知され、男女で思考や行動が異なることへの理解も深まってきましたが、それを証明するような場面に出合うことがあります。

 

◆直感・第六感が働く女性

たとえば、相談のタイミングも男女で異なる傾向に。
直感や第六感が働きやすい女性は、比較的早めに相談に来られる方が多いのに対し、男性はどちらかというと、ギリギリになってから行動に移す方が多いようです。
「プライバシーに関わる夫婦の問題を、他人に話すのは恥ずかしい」「まだ自分たちで解決できる」と思うからでしょうか。いよいよ手立てがなくなり、藁をもすがる思いで訪ねてくるのが男性です。
正直なところ、「もう少し、早く相談に来ていただければ…」「奥様の心はすでに離れている」「修復の可能性もあったのに…」と残念に感じるケースが少なくありません。

 

◆夫婦関係の修復は「早期発見・早期治療」

結婚生活がこじれたときにとるべき道は、「離婚」か「修復」の二つにひとつ。
そして、夫婦問題の解決は「早期発見・早期治療」です。
夫婦間でささいな違和感があったら、それはサイン。修復を望むのなら、別居の話が出る前、家裁調停の話が出る前に早めに行動することをお勧めします。

 

最後に、筆者が参考にした著書を紹介します。
男女は入れ替わることができないので、わかり合うことは永遠にないのかもしれませんが、これを読めば、パートナーの気持ちがほんの少し理解できますよ。

 

「夫婦脳」<夫心と妻心は、なぜこうも相容れないのか> (新潮文庫) 文庫
著者は、脳科学の研究者、黒川 伊保子さんです。

 

カウンセラー・渡辺里佳

 

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