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親の離婚~子どもは両親の離婚をどう見てどう感じているのか~

3組に1組、時間にすると2分に1組の割合で離婚が成立している現代の離婚事情。 そのうちの約6割が「未成年の子どもがいる家庭」という現状ですが、この離婚背景にはいったい何があるのでしょうか。

 

主な離婚原因

1.性格の不一致
2.DV
3.異性関係
4.生活費を渡さない
5.浪費

 

親の離婚…その時子どもは親を選べるの?

経済的理由から子どもを育てられずに手放してしまうケース、親権を双方譲らず裁判にまで発展し争うケース等々…子どもがいての離婚は、結果的に子どもの気持ちを振り回す事もあるようです。
現状では、子の年齢が低いほど母親に親権が渡る可能性が高く、子の年齢が高いほど子の意思が尊重される傾向にあるようですが、子の意思を汲みとって親権・監護権問題を解決する夫婦はそれでもまだ多数派ではありません。
親権争いをする前に最も大切なことは、子どもは親の所有物ではないという事を忘れないことです。

 

子どもの本音

ではここで「両親に離婚問題が発生した時の子どもの気持ち」の実例を挙げてみましょう。
・何も言えなかった。自分の気持ちが分からなくてただ悲しかった。
・どちらも好きだし選ぶことなんて出来ないと思った。
・離婚の理由よりも、これからの生活が不安に思った。
・何も説明されないまま、引っ越しや転校になって嫌だった。
・子供だからと何も教えてくれないのは卑怯だと思った。

 

子どもに『逞しく生きる強さ』を見せる

子どもの本音を知る事で、親の離婚を受け止め乗り越えようとする子どもの気持ちが伝わります。
余程のことがない限り、どんな親であっても子どもは嫌いにはなれないものです。
様々な理由があったとはいえ、親の都合で一緒に生活できなくなったことは 子ども心に痛みを抱えていることでしょう。
離婚は仕方なかったのだとしたら、その後の生活を前向きに後悔なく生きる姿を子どもに見せる事で、子どもも逆境を乗り越える強さとしなやかさを身に付けてくれるのではと私は思います。

 

カウンセラー・大野まり子

 

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